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Channel: カープと野球と、あと一つ
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【緊急記事】前田智徳左手首骨折

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休止中、いや、やめたはずのブログに記事を書くことが許されるかどうかはわからない。しかし気持ちの整理がつかないので、書かせていただきたい。昨日の試合、カープの前田智徳選手が死球を受け、左手首を骨折した。既に『引退』という二文字を目前にしながら野球をする前田さんにとって、この怪我は選手生命そのものを脅かすものになる可能性もある。死球をぶつけられた時、前田さんは珍しく激昂し、怒りを露わにした。私は長く、前田さんを見てきたが、あんなに怒った前田さんを見るのは、初めてだった。同時に、その手に抑えられた手首で、ただ事ではない何かが起こっていることを、察した。『左尺骨骨折』かつて西武の栗山選手がシーズンを棒に振った怪我である。もちろん怪我の程度も、全治も、現時点ではわからない。しかし私は思ってしまう。これが前田智徳の最後の打席だったのではないか、と。しかしそれは嫌である。ものすごく嫌である。これまで度重なる怪我に耐え、チームを支え続け、広島カープの看板選手、しいては球界を代表する好打者として、私たちファンに感動を与え続けた彼の最後が、怪我。そんなのは許されない、いや許したくない。神様がいるのだとすれば、こんな残酷な試練をなぜまた前田さんに与えるのか、と言いたい。あまりにも惨い。酷すぎる。確かにギリギリのところで前田さんはやってきた。いつでも現役最後になるかもしれない、そういう思いで、一打一打を刻んできたことは、間違いない。今回のことも覚悟はしていたのかもしれない。しかしだからこそ、終わってほしくない。チームの勝利のために、すべてをかけてやってきた男が、自分の意志と関係なく辞めさせられるのは、あまりに理不尽だ。もう一回帰ってきて欲しい。もう一度あの颯爽とした立ち姿を見せて欲しい。今はただ、そう願っている。

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